現代は、さまざまな手続きがインターネットでできてしまう時代。銀行の手続きもパソコンで情報を入力すれば完了です。

その為、昔と比べると本当に字を書く機会が少なくなりました。

とはいえ、それでも、字を書かなければならない瞬間があり、いざ書いてみると、あれ・・・どんな漢字だったけ・・・。漢字を読むことは出来ても、実際に書くとなると書けなくなった。

あるいは、昔と比べて書いた字も汚くなった。と感じたことはありませんか?

特に、結婚式に招待され受付で名前を書く時は、字が汚いと本当に恥ずかしい思いをしてしまいます。

このように、昔から日本では「字は人を表す」とか「書は体を表す」と言われてきていて、キレイな字を書く人は心もキレイなような印象を与え得をしているように感じます。

ところが、他の国では、「字がきれいでも別に得はない。」「読めれば良い。」「分かりやすい字が良い」と言った国も多く、きれいな字を書くことに、特にこだわっていない国が多いのだとか。

どうして、日本人はきれいな字にこだわりも持つようになったのでしょうか。

書家の青山浩之さんによると日本人は平安時代から、書いた文字でその人の教養、身分、素性を読み取ろうとしてきたという歴史があるのだそうです。

例えば、歌会では書かれた歌の字でを見て、容姿が美しいかな・・・と、想像を膨らましていたところがあったそうです。

また、昔は字をみてその人の武士の階級が分かったそうです。それは、紙がとても貴重な時代だったので、字の練習をたくさん出来るのは身分の高い人だったのだとか。

その為、筆跡をみれば身分がわかると言われていたそうです。

しかし、現在も履歴書などの字をみて、会社への熱意とか志望度、理解度などみている企業も多くあるそうです。

やはり、きれいな字を書いた方が日本では徳の様ですが、なかなかキレイな字を書くことができません。

そういえば、昔に働いていた職場でのことですが、ホワイトボードに連絡事項を書くのが私の役割でした。

ですが、私の字は同期の人にも「字を何とかしてほしい。」と言われるほど、汚ないことで有名で、ホワイトボードに書くことがストレスでした。

ですが仕事なので、とにかく分かり易く丁寧にゆっくり書いていました。

ところが、それを見た社長が「字とはこうゆうものだよ。誰がみても分かり易く丁寧に書く。決して上手な字でなくていい。」と、私の字を見て言ってくれたんです。

字で、その人の気持ちが伝わるんだと実感した瞬間でした。とてもうれしかったです。それから、私は丁寧に書くことを心がけています。