ついに世界王者の連勝記録がストップしてしまいましたね。

昨年のリオ五輪体操男子個人総合金メダリストの内村航平が、

跳馬の着地で負傷してしまい、世界選手権7連覇の夢が途絶えました。

これで、世界選手権の連勝は6でストップし、

国内外個人総合連勝記録も40でストップしたことになります。

まあ連勝記録は止まったけど、9年間ずっと負けずにここまで来たことは、

今後、当分抜かれることのない本当にスゴイ記録だと思います。

内村航平は、2種目目の跳馬の着地に失敗して負傷しましたが、

正直、普通に着地していたようにも見えました。

ところが、実際には、足に大きな負荷がかかっていようです。

内村航平が、跳馬で挑んだ技は、リ・シャオペンという高難度の技。

側転から1/4ひねった後、跳馬を背に後ろ向きでロイター板を踏み切り、

後方に飛びながら半回転して、前向きの体勢で跳馬に両手をついたら、

前方伸身宙返りをしながら2回転半して最後は後ろ向きに着地します。

あのわずか数秒の間にメチャクチャいろんなことをやっていますね。

後ろ向きでロイター板を踏み切るなんて怖すぎて私には無理です。

内村航平は、個人総合で金メダルを獲得した昨年のリオ五輪では、

このリ・シャオペン見事に決めていたのはよく覚えています。

ただ、今回の世界選手権は、上手くいかなかったみたいですね。

一見すると、何事もなく成功したように見えましたが、

どうやら高さがいつもより足りなかったようなんです。

高さが足りないということは、着地までの時間が短いため、

最後の前方伸身宙返りをしながらの2回転半がキツくなります。

無理やり着地までにねじ込むような感じになってしまうんです。

こうして無理にひねりを入れて着地を決めようとしたことで、

足に大きな負荷がかかってしまって負傷したようです。

確かにリオ五輪の時の跳馬で決めたリ・シャオペンは、

高さに余裕があったからか、膝で衝撃を吸収できていましたからね。

やっぱりまだ本調子じゃなかったということでしょうか。

しかし、幸いにも今回の内村航平の怪我の具合は、

左足の前距腓靱帯不全断裂で全治2~3週間ほどとか。

骨には異常が見られず、思ったより軽度だったので安心しました。

まだまだ内村航平の美しく難度の高い演技は通用すると思うので、

まずは、しっかりと怪我を直して、また元気な姿を見せてほしいですね。